今日も全集びたり。
あー、去年もいろいろ本読んだな。
そのためにこのゼミに入ったんだけどね^^;

 文学部で近代文学を専攻したからには、
 それなりに恥ずかしくないように。

とゼミを選ぶための説明会で配られたプリントに。

 死の読書マラソン

こんなことも書いてあった気が…。
毎週違う本を扱って発表していくから、
1年で30冊読むことになった。

それがもう「絶対に普段なら読まない!」
という本ばかりで…。
日本文学より児童文学に興味があった私としては、
教科書以外では読まないだろうと思うものばかりだった。

最初は抵抗あった。
先生が面白そうだったからとったゼミだったし、
明治〜平成までの小説とはいっても、旧字が多かったし。

でも、読んでたら慣れた。
古い言い回しに惹かれたのもあった。
いいものはいいし、嫌なものは嫌なんだなー。
作家について調べていて幻滅することは多いかったけど、
作品は別物なんだよね。
福永武彦の「草の花」とか、
堀辰雄の「風立ちぬ」とかは切ない感じが好きだった。

他の人はあまり好きじゃないみたいだったけどね^^;

教育実習のときに向田邦子の「字のないはがき」をやって、
その中で他の向田邦子の作品を紹介したとき、
読書について話した。

言うべきだったかどうかわからないけど、

「どんな本でもいいんです。
 無駄を覚悟で読んでみてください。
 まだ出会ってないだけで、
 みなさんにとっての『いい本』とは
 きっと出会えますよ。」

こんな感じで言った…。
「きっと」なんて無責任かもしれないけど、
読書がその人を豊かにするのは本当だと思うから。
得られることはあるから。

「字のないはがき」の感想を見てみると
『これから食べ物をもっと大事にしようと思う。』とか
『こういうひもじい思いをする人がいなくなるように、
 戦争を無くさなくちゃいけない。』とか
いろいろな感想があった。

本を読んで思うことは人それぞれ。
その人の心の栄養になるものもそれぞれ。

私はこれから、もっと本を読んでいこうと思う。
食わず嫌いはよくないしね^^

 
 

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