私の後輩。

2003年8月31日
大学のサークルに、彼が入ってきたのはもう2年も前だっけ。私たちも2年生になり、先輩が引退してしまってA姉さんと二人でやっていこうと思っていた矢先のことだった。

学生会の人から呼び出されてみたら、入部希望者がいるとのこと。
待ち合わせの場所へ行くと、きれいな顔をした一人の男の子が・・・。
何しろ彼は、入部希望の理由が変わっていたのだ。
児童文学を書くのがサークルの内容だが、
彼はそれを書くためというよりも
「自分の性格を変えるため」だと言っていた気がする。
自分は性格が悪いから、児童文学を書けば性格がよくなるかと思ったらしい。
学生会の人に勧められたからとも言っていたっけ。
しかし何で学生会の人がうちのサークルを?

まあ、疑問は残りつつも他に女の子たちも入り何とか活動を再開したんだけど・・・。
その後輩Kは、とってもヘンな人だった。
友人関係というのはメリットとデメリットで成り立っているものだと主張したり、女の子を「きれい」だと思ってそれを欲しいと思うのが「恋」なのだと主張したり。
A姉さんと私は、いろいろなことで迷惑をかけられていたこともあって、叱りとばすことが多かったな・・・o(;△;)o
しかも時間にルーズで、言われたこともちゃんとできないし。
ああ、ぐちっても仕方ないけど、困ったさんだわ。

そんな彼から午前中電話があった。
気づかなくて、不在着信になってたけど、
何か嫌な予感がした。
Kが私に電話してくるときは、だいたい嫌なことを引き連れてくるから。
あんなに叱りとばしてるのに、なついているから不思議だよ、ほんとに。
その後お昼過ぎに電話が・・・。


K「先輩ですか?Kですけど・・・」
私「そうだよ?どうしたの?
  今日試験じゃないの?」
K「ちょっと聞いてくださいよ。
 試験の日にち間違えたんです!」

  (え???)

私「だ、大丈夫なの??」
K「それがヤバイですよね?
 30、31日なんですけど、
 31,1日だと思ってたんですよ・・・」
私「!!!」
K「気がついて慌てて調べたら、
 そうだったんですよ・・・。
 3教科も受けられなかったんです。」
私「うわー。それはまずいね。」
K「あー、この夏休みどこも行ってないんすよ。」
私「勉強してたからでしょ?あーあ。
 もったいないことを・・・」

(この試験のために勉強してたんじゃ・・・。)

K「だから、遊んでくださいよー。」

(え??どうして私が遊ぶのだ?)

K「先輩は試験は?」

(どうしてそこでその話に・・・。)

私「だめだったんだけどね。」
K「そうですか・・・。
 じゃ、先輩警察官になったらどうっすか?」

(それこそ、なんでじゃ〜!!)


そんな感じで5分間話たけど、
やっぱり、ヘンな人〜。
でも、私からKに一言。
「人間を好きになってね。
 人間関係を損得ばかりで考えないでね。」



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